雷の波濤 満州国演義七 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2016年5月28日発売)
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感想 : 7
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圧巻の歴史冒険小説の第七巻。

世界は戦争という狂気の渦に巻き込まれ、ついに太平洋戦争が開戦し、帝国陸軍は南進する。

敷島四兄弟もまるでメフィストフェレスのように付きまとう間垣徳蔵により、次第に狂気の渦に引きずり込まれていく。一体、間垣徳蔵は何故に敷島四兄弟に付きまとうのだろうか…

前巻まで読んだ限りでは、物語の結末は敷島四兄弟が顔を揃え、幾ばくかのハッピーエンドで終わるのではないかと予想していたのだが、この巻を読むと、それは儚い願いであったことに気付く。

壮大な物語も残すところ後、二巻。心して読まねば。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2016年6月2日
読了日 : 2016年6月2日
本棚登録日 : 2016年6月2日

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