怒り(上) (中公文庫 よ 43-2)

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  • 中央公論新社 (2016年1月21日発売)
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ミステリーなのか、ヒューマンドラマなのか…上巻を読んだ限りでは全くストーリーの全貌が見えて来ない。冒頭に描かれる惨殺事件と全く無関係に描かれる順風満帆とは言えない人びとの暮らし。この先、どう事件と絡んで行くのだろう。

若い夫婦の惨殺事件。事件現場には『怒』の血文字が残され、犯人は27歳の山神一也と判明したが、山神の行方は分からず、警察の捜査は難航する。1年後、槙洋平と愛子の親娘、ゲイの藤田優馬、沖縄の離島に母親と暮らす小宮山泉の近辺に素性不明の3人の男が現れる。

山神一也は3人の男のいずれかなのか、はたまた、全く違う人物なのか…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2016年2月1日
読了日 : 2016年2月1日
本棚登録日 : 2016年2月1日

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