愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1990年8月3日発売)
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感想 : 236
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難しい。システマチックになり何も考えなくなって軟弱化した日本を強くすべく、またそんな組織の中で何もしない何も考えない文句ばかり言う弱者を排斥すべく、立ち上がったのが冬治を始めとする狩猟社、と言ったところでしょうか。大人数より少人数での意思決定のが質が高いとはよく言ったもので、組織が拡大するほどに必然的に生じる状態に対抗する、いわば新陳代謝的な良い動きには見えます。狩猟社自体もシステム化してきて似たような状況になりつつあるようですが、下巻で最終的にどう着地するのか。楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年12月30日
読了日 : 2023年12月6日
本棚登録日 : 2023年12月6日

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