難しい。システマチックになり何も考えなくなって軟弱化した日本を強くすべく、またそんな組織の中で何もしない何も考えない文句ばかり言う弱者を排斥すべく、立ち上がったのが冬治を始めとする狩猟社、と言ったところでしょうか。大人数より少人数での意思決定のが質が高いとはよく言ったもので、組織が拡大するほどに必然的に生じる状態に対抗する、いわば新陳代謝的な良い動きには見えます。狩猟社自体もシステム化してきて似たような状況になりつつあるようですが、下巻で最終的にどう着地するのか。楽しみです。
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- 感想投稿日 : 2023年12月30日
- 読了日 : 2023年12月6日
- 本棚登録日 : 2023年12月6日
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