貧困環境をリアルに隠すことなく表現し、貧困の現実を突きつけられる。
物語はさまざまな登場人物視点で物事が語られる。事件が角度を変えて語られる毎に違った事件像とそれに関わる人々の人物像が乱反射。良い側面が他の人からは悪となりまた逆も…
最終的にはタイトル通り、蟻の棲家、蟻の環境で育った人はそこから抜けられない。本質は蟻でしかないという結末。
社会の貧困の本質を描くサスペンスで、とても面白かった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月25日
- 読了日 : 2024年2月25日
- 本棚登録日 : 2022年11月6日
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