出世に興味のない主人公がローマ法王に選出され、悩み、周囲やその期待から逃げ出す逃亡劇。PVを見たときはコミカルな作品だと思っていましたが、実際に劇場に足を運んでみると、時折くすりとさせるものも、内容は思ったよりも暗く静かに進んでいきました。自身の信仰と歩んできた人生を振り返り、どうすべきが最善なのかを悩む主人公。また、逃亡されたことに気付かない枢機卿達のやり取りなど、彼を取り巻く環境はよく表現されていました。
彼が最終的に選んだ結論が正しかったのかは別として、もう少しウィットにとんだ結末にできたら…。と思うと残念です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
宗教
- 感想投稿日 : 2013年2月20日
- 読了日 : 2012年9月9日
- 本棚登録日 : 2013年2月20日
みんなの感想をみる