娚の一生 (3) (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2010年3月10日発売)
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感想 : 281
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つぐみさんが成長して完結。

海江田さんは人生を長く生きてらっしゃるから、物事の諦め方とか流し方とかを知ってる。
だけど、つぐみさんはそういうことがあまり上手ではないほうで、仕事なら経験則があるから大丈夫なのに、恋や自分には自信がない。
そんな彼女が、海江田さんの力を借りて成長する。

子どもの時に周りより大人しかったり、精神年齢が高かったりすると、大人になる段階で大人になりきれなくなることがあるけど、まさにつぐみさんはそういうタイプ。
人生において、子どもでいられる時間がある程度必要で、つぐみさんは海江田さんの前でやっと子どもになれたんじゃないかと思う。

つぐみさんにとって、海江田さんはまさに人生を変えてくれた運命の人。
そういう運命の人と一緒にいられることが人生にとってわりと重要。
だから、きっとつぐみさんは何年も待った相手ではなく、ぽっと出の海江田さんを選んだのだと思う。

自分にとっての“海江田さん”に思い馳せたくなる漫画。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 恋愛
感想投稿日 : 2013年4月2日
読了日 : 2013年4月1日
本棚登録日 : 2013年2月4日

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