本の後半に、週刊誌の記事やSNSの書き込みなどの資料があり、前半と併せて読み進めていくのが面白い一冊。
前半は前半で一人の女性を知る人の話を聞くという形式なのでまた変わったところがあると思った。
2012年にこの作品が生まれたのは驚き。
とても新しい本だと思った。
私もTwitterやInstagramなどを使って人と繋がっているが、誰かの言った一面だけを鵜呑みにしてしまうのは良くないなと改めて思った。
もちろんそれは噂話でも。
自分の言いたいことを赤星に話していくうちに思ってたことが変わっていくのも、つい強い言葉を選んで喋ってしまうのも、よくあることで恐ろしい。
イヤミスの女王、湊かなえ先生らしいオチだった。
思わず「うわぁ……」って声に出た。
ミステリーとして回収されてるのに、イヤな気持ち。
読後最悪なのに、つい戻って読み返した。
これはハマる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2022年10月7日
- 読了日 : 2022年10月7日
- 本棚登録日 : 2022年10月7日
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