これ、2006年に刊行されたんですね。今から…ちょっとわからないけど大分前。←
そんな前なら、私の好きな感じの個性的なメンバーはいるのかしら…と思いましたが、杞憂でした…しっかり変わった人たちばかり!
やはり三浦しをんさんのこういった何かを極める人たちのお話が好き過ぎてしんどいです。
今回の推しはもちろんハイジさん。学校での色々な噂が気になるところ。やーでも、神童さんも素敵ですよね。
お正月に駅伝を見ているお父さんを横目に、何が面白いのかね…とお酒を呷っていたそこの私、ほんと、反省して下さい。
大学の箱根駅伝挑戦への一年間の物語。
いいなー、青い春。この、みんなで何かをやり遂げるって素晴らしいですよね。。襷で繋ぐ絆ね!!
スポーツは全く出来ないけれど、高校の時の部活を思い出したりしました。
年々「青春」「友情」「家族」のキーワードに涙腺が弱くなる…。
最後の二章の疾走感。各個人の気持ちとレースの展開が目に浮かぶような描写。
どんどん入り込んでしまいました。
ラスト一章は「読んだら終わってしまう…」と悲しくなり、一日寝かせました。
こんな個性的なメンバーが揃っているなら、もう少し掘り下げて上下とかにしてもよかったでしょうに、この頁でズバン!と終わる爽快感がありました。
そして、こんな青春ど真ん中のお話の2年後に「光」を書かれたんですね。ほんと、三浦しをんさん。凄いです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年10月5日
- 読了日 : 2021年10月5日
- 本棚登録日 : 2021年10月5日
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