ピアニシモ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1992年5月20日発売)
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本棚登録 : 1624
感想 : 155
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僕が作り出したヒカル君と過ごす青年の話し。子供から自立した大人への境目の苛立ち、孤独などの感情を紡ぐ言葉表現が素晴らしかった。あとがきによると、辻さんの処女作らしい。
最後、いろいろなものから解き放たれる部分の疾走感がすごかった。こういった場面は他の小説でもみることがあるが、暴力に走ったり、明るい光に吸い込まれたり。同じ壁を超える読後感の印象がかなり変わるな。
20年後のトオルやサキの物語も読んでみたい

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年9月26日
読了日 : 2020年9月26日
本棚登録日 : 2020年9月11日

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