奇しくも真珠湾攻撃の日に読み始めたこの作品は特攻魚雷「回天」にまつわるフィクションであるが、この様な若者が本当に実在したのではないかと思わせてくれて、あっという間に読んでしまった。
基本的にティーンエイジャーが特攻であろうと分かりつつも志願し、すんなり特攻任務を受け入れられるのか?
きっと軍のプロパガンダに洗脳され、特攻任務が美化されたに違いない。主人公の様に悩んで葛藤して、本来の自分の意に反して散った人々が多いのだろう。
それを想うと、親があの時期を生き抜いてくれたから今の自分があるのだとしみじみ思う。
大人になりしかも少しばかり歳をとってみると日本の歴史を知ることは大切だとつくづく思う。
偏差値編重時代に日本史を勉強した世代としては近代史は自習に等しい程度にしか勉強してないから、小説や映画がキッカケとなって、本来の歴史に興味を持ったりする事は大切だと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年12月11日
- 読了日 : 2019年12月11日
- 本棚登録日 : 2019年11月18日
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