切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人 「刑事犬養隼人」シリーズ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2014年12月25日発売)
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本棚登録 : 264
感想 : 36
4

p.32.33
"まるでカエルの解剖を模したように臓器の全てを除去した空洞。"
の死体を見た人に対して、
"これから昼食を摂る者には辛い前菜となるだろう。"
に繋がるところがお気に入り。


p.156"「善意なんてのはつまるところ偽善か自己満足に過ぎない。そうでなければ勘違いだ。人が他人に手を差し伸べるのは、自分が善人であると信じ込みたいからだよ」"

p.197"「損得だけならいざ知らず、プライドが掛かると人間はどうしたって感情的になりますからね」"

p.283"欠点を認められる人間はそれだけ補正するのが早くなる。"

最後ちょっと泣いた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 面白かった 小説
感想投稿日 : 2021年12月13日
読了日 : 2021年12月13日
本棚登録日 : 2021年2月7日

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