ー 男も女も、体を使って遊ばなきゃいけないときがある…
道東のとあるラブホテルにまつわる連作短編集。
廃墟となった後の話から始まり、最後にホテル「ローヤル」と名付けられた経緯が語られ終わる。
ラブホテルは、単にセックスをするための非日常的な場所。そういった場所をモチーフにした小説だから、読む前はもっとドロドロしたドラマを想像していた。思いの外、普通の人の普通のセックスが描かれていて、日常を感じさせる細かい描写もあって、そこがよかった。
「星を見ていた」が最も好き。ミコがいとおしい。
「バブルバス」はほっこりとする話。
「せんせぇ」は全てが繋がった後に衝撃を感じる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年8月27日
- 読了日 : 2020年8月27日
- 本棚登録日 : 2020年8月27日
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