ホテルローヤル (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2015年6月25日発売)
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本棚登録 : 5910
感想 : 563
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ー 男も女も、体を使って遊ばなきゃいけないときがある…

道東のとあるラブホテルにまつわる連作短編集。

廃墟となった後の話から始まり、最後にホテル「ローヤル」と名付けられた経緯が語られ終わる。

ラブホテルは、単にセックスをするための非日常的な場所。そういった場所をモチーフにした小説だから、読む前はもっとドロドロしたドラマを想像していた。思いの外、普通の人の普通のセックスが描かれていて、日常を感じさせる細かい描写もあって、そこがよかった。

「星を見ていた」が最も好き。ミコがいとおしい。
「バブルバス」はほっこりとする話。
「せんせぇ」は全てが繋がった後に衝撃を感じる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年8月27日
読了日 : 2020年8月27日
本棚登録日 : 2020年8月27日

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