途中までの印象はしっちゃかめっちゃか。
どのように収束するのかなぁ…大丈夫なの?と心が落ち着かなくなる。
しかし、そんな心配は無用で伏線はしっかりと回収されていく。最終的にはきれいにおさまるところにおさまる。
フワちゃんが「この物語、小説というよりもはや騙し絵!」と評しているが、そのとおりだなあ。
長編二作目で、早くも伊坂ワールドの真骨頂。
さすがです。
唸らされます。
てか、すごすぎます。
「人生については誰もがアマチュアなんだよ」
泥棒の黒澤が元画商・佐々岡にかける言葉。けだし至言。誰だって初参加だから、失敗して落ち込むことはない。イッツオールライトで、一見壮大な騙し絵のような豊潤な人生を歩んでいこう。
ところで、「最高時速240キロの場所」って一体?
今はもっと速いのだろうけどね。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年10月18日
- 読了日 : 2020年10月15日
- 本棚登録日 : 2020年10月15日
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