ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1997年7月14日発売)
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本棚登録 : 4448
感想 : 365
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最初の4つはダイイングメッセージもの3つを含む、気軽に読める短編。そして後の二つは見事な本格ミステリ。
やはり面白かったのは後の二つ。

『ロシア紅茶の謎』
毒を氷の中に入れるというのはあまり驚かないが、それを口に含んで他の人のコップに入れる、という手口は面白い。

『八角形の罠』
挑戦状つきの本格。三村との共犯というのは考えたが、注射器を2階へと運ぶトリックは気づかなかった。なかなか秀逸。
「こんな建物ないだろw」という見取り図をミステリではよく見かけるが、本物の見取り図を使った作品は初めて見た。そして本物の見取り図ということは、このトリックは現実でも使えるわけか...

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年9月13日
読了日 : 2021年9月13日
本棚登録日 : 2021年9月13日

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