最初の4つはダイイングメッセージもの3つを含む、気軽に読める短編。そして後の二つは見事な本格ミステリ。
やはり面白かったのは後の二つ。
『ロシア紅茶の謎』
毒を氷の中に入れるというのはあまり驚かないが、それを口に含んで他の人のコップに入れる、という手口は面白い。
『八角形の罠』
挑戦状つきの本格。三村との共犯というのは考えたが、注射器を2階へと運ぶトリックは気づかなかった。なかなか秀逸。
「こんな建物ないだろw」という見取り図をミステリではよく見かけるが、本物の見取り図を使った作品は初めて見た。そして本物の見取り図ということは、このトリックは現実でも使えるわけか...
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年9月13日
- 読了日 : 2021年9月13日
- 本棚登録日 : 2021年9月13日
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