十角館の殺人 (講談社文庫 あ 52-1)

著者 :
  • 講談社 (1991年9月1日発売)
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本棚登録 : 6061
感想 : 859
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あまりにも有名な本格ミステリーをまだ読んでいなかったので、新年一発目にと思い読みました。
いかにも殺人が起きそうな設定をここまで作り込んである作品は初めてです。
1行で全てがひっくり返るという話をよく聞きますが、この1行だろうということには気づいたものの、色んな可能性を考えてしまい、衝撃というよりは「え?え?どゆこと?」という感じになってしまいました。
ただその後語られる真相には、じわじわと驚かされました。
思い返すと確かに違和感はありましたが、想像できないような仕掛けで面白かったです。
また、海外ミステリーへの愛を強く感じました。この作品のオマージュ元の作品はそのうち読みたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年1月4日
読了日 : 2023年1月4日
本棚登録日 : 2023年1月4日

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コメント 3件

マメムさんのコメント
2023/01/04

初コメです。
今年もよろしくお願いします。

今の新装版だと(ページ構成が見直されているので)衝撃の一行が分かりやすくなってますが、「え?え?どゆこと?」と混乱しちゃったのが、それだと思います。

私もオマージュ元の作品は未読なので、そのうち読もうと思ってます。

ふぅさんのコメント
2023/01/05

マメムさん、コメントありがとうございます!
今年もよろしくお願いします。
なるほど…新装版分かりやすくなってるんですね。
これを機会に名作ミステリーやどんでん返しをもっと読んでみようと思います。

マメムさんのコメント
2023/01/05

ふぅさん、お返事ありがとうございます。
これを読んだ上なら、知念実希人さんの『硝子の塔の殺人』がオススメですよ。何故かは読んでからのお楽しみで。

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