悪の教典 下 (文春文庫 き 35-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (2012年8月3日発売)
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本棚登録 : 13435
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桁違いのサイコパス小説で、恐怖や嫌悪を通り越して吐き気がしそうでした。(褒めてます)
全く共感できないのに、こんなに引き込まれるのは何故なんでしょう…
追いかけられるホラーとは違ってサイコパスを主人公にしているので、誰か生き残れるかのスリルが半分、主人公が計画を遂げられるかのスリルが半分という感じでした。
共感性ゼロのサイコパスだからこそ、冷静沈着で自己分析がよくできているところがまた恐ろしいです。
ラストはサイコパスではない語り手になって、そこでやっとゾッとできました。
後半は特に一気読み必至です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年10月11日
読了日 : 2021年10月28日
本棚登録日 : 2022年9月5日

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