聖の青春 [DVD]

監督 : 森義隆 
出演 : 松山ケンイチ  東出昌大  染谷将太  安田顕  リリー・フランキー 
  • KADOKAWA / 角川書店
3.35
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本棚登録 : 298
感想 : 59
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ちょうど20年前の今日、8月8日に29歳の若さで亡くなった若者がいた。
村山聖...将棋に命を懸けた人。

新聞で偶然今日が彼の命日だと知り驚く。
ちょうどこの『聖の青春』のDVDをレンタル中で、今日返却しようと思っていたのだ。
(これもなんかの縁かな)と思い、鑑賞することにした。

松ケンがどーしても演じたかったという村山さんは、天才という言葉が似合わない、とても人間臭い人だと思った。
というか将棋の事が全然分からないので天才さがわからない
(苦笑)
幼い頃から命の期限を感じていただろう彼は将棋という運命に出逢い、最期まで求め続けていたのだろうな。
それは幸せなことだったのか。

「夢のひとつは素敵な恋愛して結婚して家庭を持つこと」と語ったシーンはさすが少女マンガ愛読者、とニヤリ。と同時に叶えられないと自分でも感じている辺りがどうしようもなく切なくなった。
でも羽生さんとお食事か~、いいなあ。
しかもふたりで通じあってるし(笑)

将棋会館のアンケートで「神様にひとつだけ願いを叶えてもらうなら?」の答えが「神様除去」。
これが一番泣けた。
このひと、今までどれだけいるのかいないのか分からない神様に願い、呪い、すがり付いたことがあるのだろうか、と思った。

松ケンや東出君の魂が乗り移ったかの演技はすごかった。
特に東出君、たまに「え、本人?」と見紛うばかり。
リリーさんは今日偶然にも2本目。
いろんなものに出ているのね(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 邦画
感想投稿日 : 2018年8月8日
読了日 : 2018年8月8日
本棚登録日 : 2018年8月8日

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コメント 4件

mkt99さんのコメント
2018/08/12

5552さん、こんにちわ!(^o^)/

私は小説を読んで良かったので、劇場に観に行きました!(^o^)
松ケンの成り切りぶりが凄かったですね。
あと、羽生さんとのお食事のシーンは良いシーンでしたね。
原作では、もっと師弟愛を中心に描かれていたのに、映画では少し端折られていたのが残念だったかな・・・。

この年の日本アカデミー賞の頃にはすっかり体型が戻っていたのにはびっくりしました。(^_^;

5552さんのコメント
2018/08/13

mkt99さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。嬉しいです♪

原作を先に読まれたんですね。
ネットでレビューを読んでいたら「原作の方が全然良い」という意見もみられたので、読んでみたいです。いや、でも他に積読が鬼のようにある...と悩んでおります(^-^;

羽生さんとのお食事シーンは「デートじゃん、デートじゃん、大好きな人とデートじゃん」とテレビの前で盛り上がってました(笑)
あ、村山さんが実はゲイだとか言いたい訳じゃないですので、念のため(^-^;

松ケンに限らず、俳優さんの体重コントロール能力ってすごいですよね。『百円の恋』の安藤サクラちゃんとか...。
ぜひぜひ見習いたいものです。(主に痩せる方(笑))

地球っこさんのコメント
2018/08/20

5552さん、おはようございます!
初コメントさせていただきます。いつも
レビュー楽しく拝見させていただいていま
す(^^♪
わたしは大崎善生さんのノンフィクション
小説の方を読みました。
もう、ボロボロ涙がこぼれました。
何度も聖の夢は近づいては遠ざかっていきます。そんな希望と絶望を繰り返しながらも腐
ることなく最期まで勝負の世界で生きた青年
の記録でした。
5552さんのレビューのおかげで、映画の方も観たくなりました♪


5552さんのコメント
2018/08/20

地球っ子さん、こんにちは♪
コメントありがとうございます。

原作の方を読まれたのですね。
良いという話を他の方からも聞いて、読もうかどうか悩み中です(楽しい悩みですね(^-^))

映画も感動しましたよ~。
村山さんの生きざまに心打たれました。
松ケンの繊細さもはまり役でしたし。
機会があったら是非見てみてください。


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