おもしろくない……。
編者の主観が可也強く映っていて邪魔。漢文の詩もいくつか採用されているが、漢詩はやっぱり広大な国土をもつ中国だから訴えるものがあるのであって、島国人が島国のなかのことについて詠んでも何も感じない。そもそも、辞世の句を味わうというよりは、辞世の句を通じてその当時の日本史をさぐるという内容で、主眼はあくまでも歴史探索。その歴史探索に編者の主観がもりもり入っている。
読書状況:積読
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中公新書 1962
- 感想投稿日 : 2024年4月26日
- 本棚登録日 : 2024年3月18日
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