そして誰もいなくなった (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-1)

  • 早川書房 (1976年4月30日発売)
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とある島に招待された10人。それぞれ後ろ暗い過去があった。そんな10人が、マザーグースになぞらえて、1人また1人と殺されていく。そして最後犯人が1人残るのかと思いきや、最後の1人も死んでしまい、『そして誰もいなくなった』とタイトル回収。

物語の最後に犯人が手紙でことの顛末を語り、
謎が解き明かされるのだが、そんな上手くかなぁ、と思う部分もありつつも、100年近く前の作品が今もなお刊行され続けていることから、
多くの人に衝撃と影響を与えたのであろうことが窺える。

1976年刊行の清水俊二氏訳の本書を、中古で購入したが、やはり60年近く前の本なので読みにくい部分や、コンプライアンス的に今は出せないだろう表現などがあり時代を感じた。(特に表紙の英題)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月7日
読了日 : 2023年9月30日
本棚登録日 : 2023年10月7日

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