あらゆる意味での西欧の原点「旧約聖書」の世界を、枝葉末節は切り捨てエッセンスのみを抽出して解説している
今まで離れ小島のようになってた知識がつながった…!
聖書ってこんなに面白かったんだ
信仰をもたない著者が解説しているので、フラットな立場で読めて良かった
もちろん信仰をもつ方が書かれた本を読むことにも意味はあると思うけど
西欧の文化や中東問題も、聖書の知識があったほうがいいというのは本当にその通りだと思った
パレスチナ問題の本質も遡るとここまでたどり着くのね
キリスト教が新約聖書に重きを置いているのに対して
ユダヤ教は旧約聖書のみを聖典としている(新約を聖典として認めてないので、旧も新もないのだけど)
ちなみに、旧約聖書は大きく分けて以下のように構成されている
☆神話的記述
天地創造
アダムとエバ
アベルとカイン
ノアの箱舟
バベルの塔
☆歴史的記述(イスラエル最盛期)
アブラハム
(→イサク、ヤコブ、モーセ、ヨシュア、ダビデ)
→ソロモン
☆歴史的記述(イスラエル分裂後)と預言書
北イスラエル王国と南ユダ王国の分裂
バビロン捕囚
ヨブ記
イザヤ書、ダニエル書
救世主(イエス・キリスト)の到来
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年2月17日
- 読了日 : 2022年2月17日
- 本棚登録日 : 2022年2月17日
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