号泣する準備はできていた (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2006年6月28日発売)
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本棚登録 : 14099
感想 : 900
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大人の恋愛を繊細に細やかに描く短編集で、
どこか救いのないのように見えるが、次の一歩に
つながる前向きになれる作品だと感じています。
江國さんの作品の特徴としては、どこか海外文学の
匂いが文章に感じることです。キザな台詞とかが、秀逸で、僕の個人的な感想としては、アメリカ文学のような感じがしました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年1月20日
読了日 : 2022年1月20日
本棚登録日 : 2022年1月20日

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コメント 1件

oyucaさんのコメント
2022/08/16

同感です。
どんな文章もどんな内容も,江國節を隠すことはできない。
作家にとってそれは冥利に尽きることなのかまったく逆なのかわからないけれど。
ファンとしてはその江國節がたまらないのです。

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