一九八四年〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)

制作 : トマス・ピンチョン 
  • 早川書房 (2009年7月18日発売)
4.09
  • (1262)
  • (1189)
  • (646)
  • (109)
  • (35)
本棚登録 : 15744
感想 : 1221
3

まず一言、怖かった。
とてもとても怖かったです。こんな世界になってしまうのかと、錯覚してしまう程内容の濃い作品でした。小説の限界を超えた、作品で、カテゴライズできないと私は感じました。ジョージ・オーウェル自身の経験したことから描き出した本作は、著者の晩年の作品となっています。彼のイデオロギーがふんだんに膨れています。全体主義、社会主義などあまり馴染みのない言葉が乱立していて、正直この作品は、理解するというよりは、感じてどう思ったか。
自分のイデオロギーを、どう開花させるのかだと思うのです。とても難しいです。この作品を感じるにには、もっと著者のことを知るべきだし、他の作品も読むべきだと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年11月4日
読了日 : 2022年11月4日
本棚登録日 : 2022年11月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする