からゆきさん (1976年)

  • 1976年5月15日発売
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本棚登録 : 51
感想 : 9
5

からゆきさんと言う言葉を
なんとなく知っていたが
この本を読んでビックリしたことばかり

からゆき
唐行き

村などの大家族で口べらしをする
この、口べらしの意味だけでもまず衝撃を受けた

うまい言葉にのせられ騙され海外へ連れて行かれたり、自ら家族を養うために行ったり、誘拐されたりと
それぞれ理由はちがう

普段は村の中で溶け込んで生活し温厚な態度をして過ごしてるが実は誘拐犯だったりとか怖すぎる

大正時代とかの話だけど、まあついこないだみたいなもんではないか…
文豪の話など見てたけど、こんな壮絶なことも起きてたとは…

海外へ渡るには密航船に乗せられ、糞尿も垂れ流しで何日もかけて行ったり
運行代といい高額な額を請求されたり
言うことを聞かないと見せしめのために殺され海に落とされたり
壮絶すぎる…

戦争が始まれば、見放され
日本への引き上げ船にも乗せてもらえなかったり

病気になれば閉じ込められ、ゴミを漁って食事についたり

こんなことが??って思った

からゆきさんとなり成功する人もいたりと紙一重の違い…

すごい衝撃を受けた内容でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月1日
読了日 : 2022年12月1日
本棚登録日 : 2022年11月29日

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