上巻に引き続き、全般的にギャグ多め。
亡きゾシマ長老の腐臭に対して、大はしゃぎする高僧たち。
まるで中学生。
老人の嫉妬が怖すぎる。
ホフラコワ夫人とミーチャのやりとりは、完全にコント。
ホフラコワ夫人って、ギャグ要員として作られたんだよね?
明らかにそうだよね?
なごむわ。
ミーチャはつくづくバカなのだが、彼を愛おしく思う自分に驚きだ。
初読では彼の軽薄さと無鉄砲さに、ただただイラついていたのに。
グルーシェニカはあの若さですでにその境地に到っていると思うと、これまでの苦労が偲ばれる。
それにしても、いったい誰だ?
おバカに罪を着せて、罰を逃れようとしているのは。
グルーシェニカとアリョーシャの姉弟の契りはよかった。
置いてきぼりのラキーチンも含めて。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ロシア
- 感想投稿日 : 2024年2月23日
- 読了日 : 2024年2月21日
- 本棚登録日 : 2024年2月8日
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