([え]2-1)怪人二十面相 江戸川乱歩・少年探偵1 (ポプラ文庫クラシック え 2-1 少年探偵)

著者 :
制作 : 平井憲太郎 
  • ポプラ社 (2008年11月18日発売)
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感想 : 114
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S図書館
昭和54年講談社の江戸川乱歩全集23から

読みやすかった
「どうなることやら」のような語り手も文中にあって紙芝居みたい
怪人二十面相は変幻自在に変装し、推理も容易だった
明智探偵もよく変装する
少年探偵団、初登場
推理小説好きな子供におすすめしたい

1怪人二十面相
2少年探偵団
3妖怪博士
この3作は繋がっている
逮捕されたはずの怪人二十面相は、やっぱり捕まっていなかった
1館長に成りすましたのは怪人二十面相ではなく部下だった
2火事に巻き込まれたと思ったが骨は見つからなかった
3 「明智君、やっぱり君の方が偉かったね
俺は負けた、今日こそ本当の俺は君の前に頭を下げるよ」
捕まえて、ばんざーいとあったけど多分捕まっていない

○ 怪人二十面相 について(ウィキより)
ルパンものを狙って、適役としてアルセーヌルパンばりの大怪盗を登場させた
名前の由来は、トマスハンシュー「四十面相クリーク」を真似たもの
怪盗二十面相にするつもりだったが「盗」は少年雑誌の倫理規定によくないこととされ、「怪人」になった
後に「四十面相」と変名したが浸透されなかった

○少年探偵団
この本で始めて登場
明智探偵が帰らない三日目の朝、心配している小林少年の元に羽柴壮二くんが訪ねてきた
彼は小林少年を崇拝し(誘拐の時助けてくれたから)、その時のことを学校で話したら、同じ考えのものが10人集まって少年探偵団を作った
この探偵団は別の学校の羽柴君のいとこ、その友達もいる
後に団員は23人になる

・小林少年の七つ道具
万年筆型の懐中電灯
小型の万能ナイフ
絹紐で作ったなわはしご
万年筆型の望遠鏡
時計磁石
小型の手帳と鉛筆
小型ピストル
他にピッポちゃんというハト
団員になってBDバッチ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本・児童書
感想投稿日 : 2022年12月3日
読了日 : 2022年12月3日
本棚登録日 : 2022年9月9日

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