王道を行くというよりは、すこし風変わりな恋愛の話が多くて面白かった。
ハッピーエンドものと、「おっとこれは…」と不穏な空気で終えるものがある。
さっぱり、じっとり、受け取り方は読み手次第だが、ストーリーの印象はまるで違ってくる。
昼ドラ風だったり、文学少女が書いたストーリー仕立てだったり、バリエーションが豊富で面白い。
同性愛、兄弟、故人、フリーター、犬など、愛の形も様々だ。
主人公が変われば、恋愛模様もガラッとかわる。
そこに多様性を見出して、書き上げたのは流石だなぁと思った。
所々クスッと笑えて、息抜きできるのがいい。
普通の恋愛小説から一歩外れた、大人でビターな話をお求めの方にぜひともオススメしたい一冊です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年7月26日
- 読了日 : 2020年7月25日
- 本棚登録日 : 2020年7月25日
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