神社巡りが好きな母から借りて読みました。
変な宗教がらみではなくスピリチュアルな感じ。
主人公は楠の番人を命じられますが、初めは何も知らず役目を任されます。
不思議なクスノキの中で行われている儀式めいたものは何なのか。念とはいったいどういったものなのか。
主人公と同じ目線で物語が進んでいくので、全ての謎はすべて最後に分かるようになっています。
その辺のネタバレなどは控えたいと思いますので、気になってる方はぜひ読んでみて欲しいです。
ほっこりというよりは「そうだったのかー!」と、驚くことも多いと思います。
怒涛の謎解きに最後の100ページぐらいは、ドキドキしながら夢中になって読みました。
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東野圭吾さんらしい伏線回収も流石ですが、ストーリー展開もスマートで読みやすかったです。
また、主人公の子供らしさと未熟さをセリフで表現している所はすごいと思いました。
周りの大人と比べて頼りなかったり、もどかしさを感じる所などは、スマートな文章じゃなくてあえてそうしているところがキャラを魅力的に引き立てているのだなと思いました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年8月6日
- 読了日 : 2020年7月30日
- 本棚登録日 : 2020年7月30日
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