人の気分や感情に作用する脳内物質であるドーパミンとセロトニン。その感受性には個人差があって、それは遺伝的に決まっている。ドーパミンはやる気物質で、その感受性が強い人は大胆、弱い人は慎重。セロトニンは精神安定物質で、強い人は楽観的、弱い人は悲観的だそうだ。だからDNA検査でそれらの物質の感受性を調べれば性格が分かるっていうのが本書の趣旨。
まあ、血液型性格診断よりは科学的根拠があるのだろうけど、性格の全てがドーパミンとセロトニンで決まるわけではなく、人格形成ってのはもっと複雑なのが実際のところみたい。
ただ性格の傾向がDNAで決まるというのもあながち嘘ではないようだし、雑学程度に読むには良い本です。
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- 感想投稿日 : 2017年8月29日
- 読了日 : 2017年8月29日
- 本棚登録日 : 2017年8月29日
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