まず各章のタイトルセンスが素晴らしいです。「踊るジョーカー」に「時間泥棒」。ファンシーでキュートな章題に反して実は至極直截的だったり。読み終わってからその意味に気付き、はっとさせられます。
トランプを利用することに二重の意味を持たせている「踊る〜」、犯罪における手段と目的が逆転した「見えないダイイング・メッセージ」、まさしくバレンタインに相応しい真相の「毒入りバレンタイン・チョコ」事件など、独創性のある発想も魅力です。
音野の最弱探偵っぷりも愉しいですが、白瀬も普通人のフリして意外とぶっ飛んでますよね? 面白すぎる。
読書状況:読み終わった
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2011年 読了本
- 感想投稿日 : 2011年7月12日
- 読了日 : 2011年7月12日
- 本棚登録日 : 2011年6月29日
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