競馬に興味がある人も、ない人も、どちらも楽しめるエンタメ小説。
現在は帯広でしか開催されていない公営競技、ばんえい競馬がお話の舞台です。東京で事業に失敗し、多額の借金をこさえてしまった主人公が流れ着いたのがその、帯広でした。
流れ着いた、とはいっても、それにはちゃんと理由があり、主人公の目線から、ばんばと言われる馬を取り巻くファン、調教師、厩務員の生活などを垣間見ることができ、ストーリーもぐいぐいと読ませる展開で一気読みでした。
主人公が帯広競馬場に足を踏み入れてから30ページほどは、競馬場に通うベテランのおじいさんとの掛け合いが描かれており、そこを読めばばんえい競馬のイロハがある程度分かるようになっている構成も親切。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月5日
- 読了日 : 2024年3月5日
- 本棚登録日 : 2024年3月5日
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