娼年 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2004年5月20日発売)
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本棚登録 : 11765
感想 : 1254
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松坂桃李主演で映画化した原作です。
随分前に映画を観て、続編が気になり小説を読みました。

大学生の主人公が男娼として仕事をしていくにつれ、女性の奥深さを知っていくお話し。

女性やセックスをつまらないものだと思っていて、お金にも執着がないリョウは、女性達の様々な欲望を知り、もっと多くの女性を知りたい、自分がそれによってどう変化していくかを見たいと気持ちを変化させていきます。

女性(ほとんどが年上)に体を売る仕事を、こんなに心から接してくれる男性は存在するのならば、この高級クラブを利用する女性の気持ちはとてもよく分かります。
お金持ちならば是非!と多くの女性が思っているハズ。

映画とは内容はほぼ変わりませんが、映像の方がセックスシーンに荒々しさを感じます。
小説は、もっと官能的でとても優しい描写で、何というか、愛を感じます。

男性の作者なので、男性目線の気持ちの参考になるのかなと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年8月11日
読了日 : 2020年8月11日
本棚登録日 : 2020年8月11日

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