クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2002年11月8日発売)
3.67
  • (46)
  • (109)
  • (88)
  • (15)
  • (5)
本棚登録 : 939
感想 : 77
4

1999年初版。
この時代、流行りましたね。
バトロワゲーム。

目が覚めると見知らぬ地、湿った空気。
ここはどこ?え?火星?!

生きるか死ぬかの脱出ゲームにドキドキです:(´ºдº:;`):


ーーーーー

藤木はこの世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。
視界一面を覆う、深紅色の奇岩の連なり。
ここはどこだ?
傍ら携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。
「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された」
(Amazon 内容紹介より)

ーーーーー

この時代1番思い出す作品が『バトル・ロワイアル』
こちらも原作が1999年。
血に飢えた世紀末ですね…(・_・;

映画がかなり沸きました。

当時、バトロワゲームというモノを知らなかった私は驚愕しました。

なんて面白いんだ!!
こんなゲームあるんだ?!

そして今、スマホゲームでバトロワしてます(^_^;)



『クリムゾンの迷宮』は似たようなゼロサムゲームながらも、舞台に武器はありません。

どちらかと言うと、真のサバイバルゲーム。

火も水も食料も限られています。


目が覚めると一面深紅色(クリムゾン)の岩山。

私は『漂流教室』の映画を思い出しました。
(古っっ!!……でも思い出しちゃったの…( ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ ))

あれが砂漠から深紅色の岩山に変わった感じ。

広大な、果ての見えない謎の地で不安しかありません(-_-;)

いつの間にか持っていたゲーム機が、ここは火星の迷宮だと言います。

火星にいるって…
火星には空気もないし極寒なハズだし…

って、現実的に考えてしまう私(-∀-`; )

過去なのか未来なのか?

って想像力を働かせる。


同じ境遇の男女9人。
きたきた。


分かっていながらも、後半の描写は読む速度を速めます。

徐々に明らかになっていく真実と展開にページをめくる手が止まりません。

Amazonの作品紹介に『映像化不可能?!』とありました。

うん。

不可能かもしれないです。

めっちゃ怖い。
グロい。

でも

面白い(๑¯∇¯๑)


グロ系大丈夫な人のみ、読む事をお勧めします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年9月22日
読了日 : 2022年9月22日
本棚登録日 : 2022年9月22日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする