再読です。
私に〝言葉にこだわる〟という軸をくれた作品です。
〝聞く〟と〝聴く〟の違いは意識しています。
私は〝偏見〟というのは「なくすもの」ではないと思うんです。「自分の中に偏見はある」と自覚することが大切だと思うんです。
例えば「元殺人犯の人」を「殺人をしたことがない人」と一緒にはできないじゃないですか。
やっぱり〝知ってしまえば〟偏見は生まれてしまうと思います。
それでも、
「元殺人犯の人」ではなく、「(元殺人犯の人)Aさん」として向き合うことが大切だと思うんです。
これは極端な例えですね。
身近だと、「店員さんに態度が悪い人」は自分の常識ではあり得ないです。
でも、たまたまそれを見たからって「あの人はこういう人間だ」って思ってしまうのは怖いことです。
6面のサイコロは1面だけ赤い。
たまたまその部分を見てしまったのかな。って思うようにするのが私のコツ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年12月26日
- 読了日 : 2021年12月26日
- 本棚登録日 : 2021年12月26日
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