いい話だと思ったのでご紹介。
本書の中で引用されている研究の1つによれば、収入に与える遺伝の影響は、若年であるほど少なく、環境70%に対して遺伝20%程度だという。しかし、年齢が上がるにつれて遺伝の割合が増え、ピークでは遺伝50%、環境0%にまでなるという。これは、若年の頃は親のコネやツテ、助言の影響を受けるが、自分の実力が問われるようになってくる壮年以降では自身の遺伝(つまり本人の能力そのもの)の影響が大きくなるからだ、と説明される。(Kindle版で位置1075/2402)
親の助言等などというのは親が置かれた環境に依存するので、この影響が減少していき、遺伝による影響が支配的になっていく。
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- 感想投稿日 : 2020年5月5日
- 読了日 : 2020年5月5日
- 本棚登録日 : 2020年5月5日
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