統計学が最強の学問である

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2013年1月24日発売)
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感想 : 65
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【所感】
・このような本を読んで概観や専門家からの活きているメッセージを取得するのも大切だが、統計検定等でベースとなる統計知識を体系だって先に取得した方がより、理解度が増すと思われる。
・世の中最後の違いを創り出すのは美意識だと言われているけれど、これまで美意識(=定性的な判断)領域だと思われていた部分がどんどんDSにより定量化出来るようになっている。DSの学習により美意識に頼らないjudgeが可能になっていくのでは。
【各論】
・自身が個人的な経験がある領域(ヘルスケア、教育)には、なんらデータに基づいておらずただ自身の経験のみから意見をする人がしばしば散見される。
・全数調査よりサンプリング調査の方が精度が落ちるのは間違いないが、判断や行動に影響しないレベルの精度に拘るのは無意味。
・標準誤差の上下2倍に95%の確立で収まる。
・トースト(落とすとバターの面が床につく)や傘(勝った瞬間に雨やむ)と同様に、ビジネス上の成功法則も、ほんの数例程度の偏った成功体験を過剰に一般化したものとは言えないだろうか。
・p値が5%以下なら、「この結果は偶然得られたとは考えにくい」と言える。
・統計的な裏付けがないのに、それが間違いだとか正しいと決めつけることが間違い。

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カテゴリ: データサイエンス
感想投稿日 : 2023年4月30日
本棚登録日 : 2023年4月30日

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