夕子ちゃんの近道

著者 :
  • 新潮社 (2006年4月27日発売)
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本棚登録 : 474
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アンティーク店フラココ屋の二階で、一人居候暮らしをはじめた「僕」の周りにいる人たちの日常生活を描く。
のんきでしたたかな店長、大家の八木さん、その二人の孫娘、朝子さんとタ子ちゃん、初代居候の瑞枝さん、相撲好きのフランソワーズと言うのが主な登場人物。
月日が経つごとに、繋がりが深まってゆくが、決して深入りなどしない。
7つの短篇の最後では、全員がパリに集まり、それぞれの道を歩んでいることが分かる。

良く言えば、ほのぼのと安心しきって読める内容だが、抑揚がなく期待が空振りに終わると感じる人もいるだろうな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年12月5日
読了日 : 2023年12月5日
本棚登録日 : 2023年11月30日

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