アンティーク店フラココ屋の二階で、一人居候暮らしをはじめた「僕」の周りにいる人たちの日常生活を描く。
のんきでしたたかな店長、大家の八木さん、その二人の孫娘、朝子さんとタ子ちゃん、初代居候の瑞枝さん、相撲好きのフランソワーズと言うのが主な登場人物。
月日が経つごとに、繋がりが深まってゆくが、決して深入りなどしない。
7つの短篇の最後では、全員がパリに集まり、それぞれの道を歩んでいることが分かる。
良く言えば、ほのぼのと安心しきって読める内容だが、抑揚がなく期待が空振りに終わると感じる人もいるだろうな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年12月5日
- 読了日 : 2023年12月5日
- 本棚登録日 : 2023年11月30日
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