モモ: 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
- 岩波書店 (1976年9月24日発売)
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感想 : 1153件
ずーっと知ってたけどずーっと読んでこなかった本。
そしてドラマ「35歳の少女」でモチーフとなっていたので手に取った。
児童文学作品だからすぐにさらっと読めるだろう…と思っていたけど、360ページという、小学生が読むにはかなーりボリュームのある本だった。
だけどハリーポッターとか読むんだし、本好きな子にとっては大したことないのかな?
時間が「聴こえる」女の子モモが、時間どろぼうに立ち向かう冒険小説。
時間の大切さと、想像力の大切さ。
子どもの頃よくしていた「空想」って、大人になるにつれいつのまにか全然できなくなったなあと気づく。
誰にも操られない、自分だけの時間を大切にしよう。
自分でしっかり操れるようになろう。
子ども向けに限定してしまうにはもったいないくらい濃い内容で、むしろ忙しい現代社会を生きる大人向けの作品のように思えた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
岩波書店
- 感想投稿日 : 2021年3月15日
- 読了日 : 2021年3月15日
- 本棚登録日 : 2021年3月15日
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