ほつれとむすぼれ (角川文庫 た 50-6)

  • 角川グループパブリッシング (2008年11月22日発売)
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本棚登録 : 97
感想 : 10
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この本には「自分で考える」ことについて書かれている章があるのですが、それは現代人にも言えることだよなあって痛感しました。私が沖縄に行って戦争の体験談をしてくださった方も同じことを言ってました。与えられるだけで考えることをやめてしまった私たちはニュースで、新聞で情報に操作されてもきっと誰もわからないんだろうなあ。考えることをやめるな。

クローン人間について書かれた章もあります。そこらへんは、「アイランド」という映画を見るのも良いのではないでしょうか。クローンと双子の違いは、紙一重。それで人権も何もかもが決まってしまうって怖いなあ。最近では人工授精っていう技術も発達してきてそれを利用される方も増えてきたもできちんとそういうことを考えることが必要なのではないでしょうか。人間だけじゃなくて、生物全ての命の重さを考えるべきだと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文庫
感想投稿日 : 2009年5月22日
読了日 : 2009年5月22日
本棚登録日 : 2009年5月22日

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