信じられるのは誰か。
他人に成り代わり、階級も全く違う人たちと暮らすことになり、しかも真っ向から対立する思惑が交差する中、
真実を見極めるのは難しい。
自分自身と、離れたところにいる恋人の身を守るためだから、不本意な選択もくださなければならない。
しかし、そうやってある意味流されて下した選択は、結局窮地に陥る結果となる。
社会を変えるため、身を守るため、人を殺す作戦に乗ったのに、
いざという段に、覚悟が足りず、人殺しをするような人間にはにはなりたくない、と思って作戦失敗したり、
もっといい作戦があるはずだと言って時間をかけてしまったり。。
結局、窮地に陥って、これが最後のチャンスだと認識できたとき、初めて自分で未来を切り開く、そんな選択ができた。
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- 感想投稿日 : 2016年10月19日
- 読了日 : 2016年10月18日
- 本棚登録日 : 2016年10月1日
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