世界中で迷子になって

著者 :
  • 小学館 (2013年4月16日発売)
3.51
  • (28)
  • (65)
  • (98)
  • (10)
  • (3)
本棚登録 : 760
感想 : 90

角田光代さんの旅のエッセイが好きなのでタイトルに惹かれて購入。でも後半は「買い物」編ということを知り、ちょっとがっかり(笑)
最初に旅した国(インパクトを与えた国)が、その後の人生に影響を与えるのでは?という考察が印象的でした。
確かに私も最初に旅した国はタイ、いまだにやはり、ヨーロッパよりもアジアの旅が好きです。
アジアの旅は、
「予定通りに行かなくても、旅を実感する何かが起こる。というか予定外のことばかり起きる。気づけば誰かが目的地以外のどこかへ連れていってくれる。」
に納得!アジアの旅は、受動的でよいけど、ヨーロッパは能動的でないと成立しない、と。
個人的に、角田さんの食べ物や飲み物の描写がとても好きです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年4月5日
読了日 : 2017年4月5日
本棚登録日 : 2017年4月5日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする