アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)

  • 早川書房 (2015年3月13日発売)
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本棚登録 : 17181
感想 : 957
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出会えて良かった作品です。
読み終えた今、胸が温かいもので満たされています。
知的障害をもつチャーリーは、『ぼくはおりこうになりたいんだ』と言って頭が良くなる手術を受けます。
この本は、チャーリー自身が書く経過報告書を読み進めながら、彼と彼の周りの人々の変化や関わりを追っていきます。
私は小説を読んで泣くことは少ないのですが、この本では、特にチャーリーとお母さんの再会シーンで涙が溢れて止まりませんでした。
パン屋さんで同僚と共に働いているときが、チャーリーは一番幸せそうに見えました。
これから先、ウォレン養護学校に行くことになっても、チャーリーには好きな本を読み、友達に囲まれて幸せに生きていってほしいと願います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月10日
読了日 : 2023年8月10日
本棚登録日 : 2023年8月6日

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