わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社 (2005年9月20日発売)
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本棚登録 : 2784
感想 : 298
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1.なんとなくの理解から抜け出したいと思ったので購入しました。

2.わかったつもりは「読んだ時の全体の雰囲気を自分の都合のいいように解釈する」ことから起こってしまいます。そのため、理解できたかどうかで判断するとできたのですが、内容を説明できるのか、ここはどうやってこうなったのかという細かいことまで突かれるとわからなくなってしまいます。
本書では本当の意味で「わかった状態」にするために、段階的に理解力を高める話をしてくれています。

3.「この内容わかった?」という質問は「この文でわからない単語・言い回しはあったか」だと間違えて捉えてしまう人が大半なので「わかったつもり」が蔓延したのだと思います。
ただ、質問者側からすると「この内容をしっかり要約して言えるのか?対象との関係性を理解しているのか?」ということを意図して質問してきます。受け手としてやることは、この話しは何がメインで、どのように繋がっていくのかを説明できる状態に持っていくことが真の「わかった」状態だと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年2月20日
読了日 : 2021年2月20日
本棚登録日 : 2021年2月20日

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