1973年のピンボール (講談社文庫 む 6-2)

著者 :
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感想 : 165
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主人公の「僕」と「鼠」の交点は作品上になく、パラレルにストーリーが進む。僕は双子との出合いと別れがあり、鼠にも女との別れがある。村上作品には珍しく女に性的な匂いがしない。ある時期の村上春樹の心の断片を切り取ったような印象を持った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学
感想投稿日 : 2023年1月20日
読了日 : 2023年1月20日
本棚登録日 : 2022年5月20日

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