小説を読んでから、映画を見ました。想像通りの配役で、3年前くらいに読んだ小説の記憶が蘇りました。
「文字で読んだのと全く同じ景色が広がっていた」という感覚の映画です。(さてさてさん「起終点駅」レビューの名言より抜粋)
従業員から慕われる、人望の厚い主人公の国岡鐵造(岡田准一)。対立関係だった石統の鳥川(國村隼)も、国岡を心配して最後には助言するようになります。
危険地帯のイラン(アバダン)へ向かう際、タンカーの乗組員達に行き先を告げず出航し、航海の途中で「実はアバダンに行く」と船長(堤真一)が皆に伝えるシーンでは、「店主の命令なら」と誰一人不満を言いません。(イギリス艦隊に狙撃されて命を失うかもしれない状況なら、「日本を出るときに教えてよ、家族にお別れを言うから。」と私なら思ってしまいます‥)
強いリーダー像をフィクションとして楽しみつつ、モデルとなった出光佐三にも興味を持つ作品でした。
ちなみに、ひらパー兄さんの映画・ドラマを観たことがなかったので、こんな渋い演技をする方だったとは知らなかったです!武知(鈴木亮平)が、イメージ通りでカッコよかったぁ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2022年4月11日
- 読了日 : 2022年4月11日
- 本棚登録日 : 2022年4月9日
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