新世紀エヴァンゲリオン(7) (角川コミックス・エース)

著者 :
制作 : カラー 
  • KADOKAWA (2007年3月1日発売)
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本棚登録 : 342
感想 : 12
3

アニメでは描かれなかった加持の過去編が本巻では読むことができる。
アニメ版では本来ならもう一人の主人公であるはずのミサトの物語が大幅に削られているが、おそらく同様に加持の物語も大幅に削られている。
このことがエヴァ全体の物語をよりわかりにくくしていることは確実であり、漫画版はちゃんとこのあたりを補完してくれており素晴らしい。
さて、肝心の加持の物語は、加持が実はシンジと同じような経験を持っていた事を示している。すべては失敗と後悔、そして憎しみから加持は行動している。それは愛する人を騙してまでも成さねばならない事なのである。
この加持の「間違い」は、ミサトと彼女を取り巻く人々を不幸に落としてしまう。だがそれは止められないのだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年3月14日
読了日 : 2021年3月14日
本棚登録日 : 2021年3月14日

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