作者の浅葉さん、前に「山が私を呼んでいる」を拝読しましたけれど、この「神様の御用人」シリーズは、作品の構想が群を抜いて面白い。純粋にサクサクと楽しめるお話しです。
力の弱くなった神様の依頼を実現すべく、東奔西走する良彦君。相棒?の方位神である黄金とともに神々の世界が広がる。現代に生きる神さまも多くの悩みを抱えているのですね。どのお話しも、しんみり、ほんのりとした落ちがつき良い雰囲気。黄金のもふもふした感じも良いです。
折しも式年遷宮を迎えた後、神社仏閣にも世の皆さんの興味が注がれ、神さまの力も増してきているのではと思います。あっ、もちろん我が家にも御朱印帳がしっかりあります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文芸
- 感想投稿日 : 2015年3月1日
- 読了日 : 2015年2月25日
- 本棚登録日 : 2015年3月1日
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