子供が小さいころいつも一緒にいたぬいぐるみ。寝るときも一緒だったのですが、いらなくなったのはずいぶん前。毛も抜けてぼろぼろだったが、なかなか手放しませんでした。
「だいじょぶ、だいじょうぶ」
小さなベッドのそばに、生まれてくる赤ちゃんを待つこん。おばあちゃんからの手作りの贈り物。やがてやってきたやわらかな命の傍らにいつもいっしょ。こんはあきちゃんのお気に入りでもあり、頼れるお兄さん。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」
あきちゃんも大きくなり、こんもぼろぼろ。
遠い田舎のおばあちゃんのお家まで、電車にのって出かける二人。駅弁を買いに乗り遅れそうになっても、ドアにしっぽを挟まれても、ここでもこんは頼れるおにいちゃん。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」
野良犬からあきちゃんを守り、自分は連れ去られ砂丘の穴に埋められて、やっと探し出したあきちゃん。こんを背負いやっとのことでおばあちゃんの家に。こん、ちっともだいじょうぶじゃないんだけど。
「あらあら、ボロボロだし、ぺちゃんこね」
おばあちゃんに手当してもらっても、お風呂に入るのだけは勘弁?
あきちゃんは、もう「こん」を守れるお姉さんかな?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本・子供・美術
- 感想投稿日 : 2014年8月24日
- 読了日 : 2014年8月24日
- 本棚登録日 : 2014年8月24日
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コメント 4件
すずめさんのコメント
2014/08/27
8minaさんのコメント
2014/08/31
あいさんのコメント
2014/09/10
あいさんのコメント
2014/09/12