歴史というのは、常に新たな問題を生み出してはさらなる適応を求める、壮大で途切れることのないプロセスで、人々は日々そういった「発展のパラドックス」に直面しては解決している。地球温暖化はこの典型で、化石燃料によって1800年以降の社会発展指数は飛躍的に伸びたが、今やそこから排出される二酸化炭素が熱の放射を遮断し、世界の気温を上昇させている。これからの40年は最も重要な時代で、無限の速度で発展する技術によって天井を突き破るか、それとも跳ね返され「夜来たる」になるか、いずれにしてもチキンレースはもう始まっている。
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- 感想投稿日 : 2015年5月29日
- 読了日 : 2014年9月5日
- 本棚登録日 : 2015年5月29日
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