「愛美は事故で死んだのではなく、このクラスの生徒に殺されたからです。」この一言で震え上がりました。
担任を持つクラスの生徒に殺された、娘の愛美。復讐劇が始まっていく。正直文章を読む手が止まらなかったです。物語の展開もすごかったです。調べてみればこれがデビュー作。自分がもし娘を殺された立場だったら。逆にもし、自分が殺した立場だったらと考えると鳥肌が止まりません。
この本のおかげで湊かなえさんがもっと、好きになりました。あまりにもおもしろかったので感想はいつもより長めです。
人物の視点が変わっていくところも面白かったです。どうしてこのような行動をとるのだろう?と思っていて、ある程度予想していたものの全然違う、180度違う答えがその人物の目線で読むと返ってきました。
ここまで、面白い作品を書ける人はそうそういないと思います。これは今まで読んできたいろいろな本の中でも特に驚かされる本でした。かんなに驚く作品に次はいつ出会えるのか...そのぐらいのびっくりです。
かなりの長文になってしまいました(^^)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月19日
- 読了日 : 2024年2月19日
- 本棚登録日 : 2024年2月19日
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