富士山麓の山荘で過ごした日々の記録(日記)。上巻は1964年7月から1966年9月を収録。同時代を実際に知らないこともあるせいか、初めはなかなかピンとこなかった。ところが徐々に、当時の生活や人々の一端を垣間見たり、著者の文章から鮮明に場面を思い浮かべることに面白さを覚えるようになった。日々の食事の献立の記録も楽しい。四季折々の自然の美しさや厳しさ、まるで自分がその場に身を置いたような空気感を感じられる本だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年12月1日
- 読了日 : 2020年12月1日
- 本棚登録日 : 2020年11月20日
みんなの感想をみる